こんにちは!大手企業で海外赴任をしていたバニ助です。
バニ助

私は、29才の時に初めてシンガポール赴任を経験し、それからは海外事業部に配属され、今も日々海外の方々とコミュニケーションを取りながら仕事をしています。

その経験をもとにこのサイトでは、海外赴任や海外部門に携わる中で、英語について悩んでいる皆様へ少しでも参考になるような情報発信ができればと思っています。

 

大手企業で海外赴任経験者バニ助の経歴

学生時代は、半年間オーストラリアへ語学留学を経験した事があり、将来海外で働くことを夢見ていました

 

海外事業部がある現在の会社に入社後は海外部門への配属を希望していましたが、国内事業部で7年も働き続けて、すっかり英語も忘れてしまったころにシンガポール赴任の内示を受けました。驚きましたが、嬉しかったことを覚えています。

 

シンガポールでは、英語が必須です。自分の英語を取り戻すのには、案外時間が掛かってしまいました。シンガポール訛りの英語に慣れるのにも結構苦労しましたが、少しずつ会話で意思疎通ができるようになっていきました。

 

シンガポールは多民族国家ということもあり、仕事上では、インド人、マレーシア人、フィリピン人、中国人、オーストラリア人、アメリカ人、韓国人、ミャンマー人など、様々な国の方々と話す機会がありました。国によって訛りや言い回しが違うことがあっても、すべて"英語"なんだということに気付かされたことは些細なことですが、大きな経験でした。

 

英語が母国語でない方でも、本当に英語が堪能で、自分も負けられないという思いが常にあったのですが、流暢に話すよりも論理的にわかりやすく伝えることの方が仕事を進めていく上では重要だと言うことに気付いてからは、シンプルに物事を伝える様に意識してやっていきました。

 

 

そんな中、シンガポール人上司と同行したお客先での打ち合わせで、先方の質問に答える形で商品の説明をし納得してもらえた時のことでしたが、帰り道に上司から自分の英語を誉められたことがありました。特に伝え方の部分で、論理的に順序立てて相手が疑問に思っていることに回答できたのだと思います。

 

結局、シンガポール赴任は2年あまりで終わってしまいましたが、帰国後はシンガポールでの経験を活かし海外事業部へ配属となり、ヨーロッパ、中東、南アジア、東南アジア、東アジアの顧客対応を中心に日本を拠点として現在も働いています。

 

本サイトを立ち上げたきっかけ

 

シンガポールの赴任先で英語が苦手な社長と出会い、現地スタッフとの信頼関係を構築するためには、最低限の「伝えたいことを伝えられる英会話力」が重要であることを目の当たりにしました。(詳細は後述しています。長文になりますが読んで頂ければ幸いです。)

 

この経験から、現地スタッフとの関係、それだけではなく現地のパートナー企業や顧客の担当者との直接的な関係でも、まずは信頼関係を築くいていくことが重要だと私は考えています。

 

世界共通語である英語で意思疎通ができれば、広く自分自身の能力を発揮できる環境が整います。そこから信頼関係を築いていくことで、結果的に成果に繋がります

 

これから海外赴任する人をはじめ、グローバルな環境に挑戦していく方々で、もし「伝えたいことを伝えられる英会話力」を持ち合わせていない人がいるのであれば、私の経験から、そんな方々の役に立つ情報を発信して行きたいと思いこのサイトを立ち上げました。

 

 

赴任先の社長との出会い

私がシンガポールへ赴任した時の赴任先の社長もまた赴任者で、私が赴任する半年前に来ていました。社長としての経歴もその時が初めての方でしたが、業界について幅広い知見をもっていて、細かなところまで目が行き届き、コツコツやるタイプの社長でした。

 

私と社長の関係というのは、私の日本人としての上司ということになっていました。日々の業務で直接話すことはなく、私へのヒアリングの場が月に1度設けられていて、その月の私の業務内容や問題点等の報告や相談をしていました。

 

タイミングが合えば二人で飲みに行き、お互いの愚痴を話して盛り上がったり、特に社長ならではの悩み、現地法人としての悩み、社内政治や人間関係の悩みなども聞かせてもらいました。年は20歳以上離れていましたが、家族同士でご飯に行く機会もあったり、とても仲良くしていただきました。

 

ただ、社長が抱える大きな問題は、英語が得意ではなかったということです。

社長自身も英語力が低いのは自覚していましたが、社長の仕事が忙しいすぎて、時間を割いて英語学習をする余裕はありませんでした。

日々の業務で分からない単語や言い回しは、その都度調べて覚えるという感じでした。

 

社長と部下 関係悪化の原因

 

社長は、前任者が部下ととても仲が良かったことや、着任前に良くない前評判が流れてたりして、赴任当初から部下との信頼関係を築いて行くハードルが非常に高かった状況でした。

 

引継ぎ業務もほどほどに、直属の部下と案件の進捗管理を行い、必要であれば部門間の擦り合わせをして、今期の数値目標を目指していきます。しかし、社長と部下の間では英語でのコミュニケーションに問題がありました。

 

社長は、英語で部下に対し自分の伝えたいことを伝えたり、部下から聞きたいことを聞いたりするのに、どうしても時間が掛かってしまうため、日々の打ち合わせ時間も長くなってしまう傾向がありました。

 

コミュニケーションが上手くいかない中でも、一つ一つの課題を解決していかなければならない状況が続き、社長も部下も、徐々にストレスが溜まっていきます。

 

さらに、日本本社から課せられる社内業務がどんどんと増えてきて、それらを部下と一緒に対応していくことが、難しくなってきました。

 

そんな時期に、なかなか動いてくれない部下に対して、社長は強い命令口調で何度か指示をしたことがあったようです。それを機に、部下との関係が更に悪化し、社内の雰囲気も最悪な状態になってしまったことがありました。

 

それからしばらくして、長年勤めていた従業員が、ポツポツと退社してしまう事態が起こり、急遽、日本本社から役員が状況把握のためにシンガポールにくることになってしまいした。

役員が仲裁する形となって関係改善が進められ、部下は言いたいことを全て言い社長はそれを受け止め改善に努めた結果、少なからず関係が回復していきました。結局その1年後に社長は、日本に帰任することとなります。

 

私は、社長の部下の方々ともよく話をしていて愚痴を良く聞かされていたのですが、その中では、「社長がこういう態度でこんなことを言うんだけど、どういう意味だと思う?」とか「社長は、なんでああいう言葉を言うの!?」など、社長の言葉が理解できなく、同じ日本人の私に聞いてくることが少なくありませんでした。

 

社長の言い分と部下の言い分の双方を聞ける位置にいて、それぞれに私が感じることを話していきましたが、関係改善には至りませんでした。

そして、どんどん悪くなっていく社長と部下の関係の根本的な原因は社長の英語コミュニケーションスキルが不足していた」と言わざるを得ませんでした。

 

まとめ

これまでの話は、私が実際に経験したことですが、他国にあるグループ会社や、シンガポールの日本人コミュニティで聞いた話でも、似たような事態となっている日系企業が少なからずあるんです

 

一度、現地スタッフとの関係が崩れてしまうと、組織の中での自分のパフォーマンスは確実に落ちます。仕事の能力がある人でも、ビジネスパートナー(今回で言えば、現地スタッフ)と信頼関係が構築できないことには、良い成果は望めません

 

海外赴任をすることになったのであれば、赴任先で成果を残すことが大きな目的だと思います。流暢な英語は必要なく、赴任する前までに最低限の「伝えたいことを伝えられる英会話力」を身につける必要があると、私は考えています。

 

短期集中型の英会話スクールを利用、今の自分にあったカリキュラムをこなして行けば、短期間で確実に成長が望めます。海外赴任だけでなく、これからグローバルな環境にチャレンジしていく人にとっても有効な手段だと思います。

 

このサイトでは、ビジネスで必要な英会話を習得するための方法 を中心に、グローバルに活躍していく方々の役に立つ情報を発信していきます。

 

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