今現在、世界的に新型コロナウィルス感染症拡大のピークは全く見えません。3月27日時点で、200以上の国々で累計50万人を超える感染者が出ており、急速な広がりを見せています。
そして、各国では入国制限や国民の移動制限がなされて、感染症を沈静化させるための動きが強まっています。
新型コロナウイルスの感染拡大は、海外赴任をしている人、これから赴任を予定している人、また赴任者の家族にとっても、非常に大きな不安を与えています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による渡航・帰国への影響
この混乱がいつまで続くのかは、全くもって誰にもわかりません。
ただ、新型コロナウイルス感染症が世界的に沈静化するまでは、多くの国々で渡航者対しての対応策が続くこととなりそうです。
国によってそれらの対応策は全く異なっており、なおかつ、非常に流動的ですので最新の情報に注意しましょう。
日本からの渡航について、各国の主な対応策は2点
注意
- 入国制限(入国禁止)
- 入国後の行動制限
入国制限と入国後の行動制限の両方の措置をとっている国もあります。
入国制限(入国禁止)
入国制限の対象は主に
- 全ての外国籍者
- 日本を含めた感染者確認国に過去14日間に滞在した外国籍者
- 陸海空の全ての入国(自国民も含めて)
など
3月27日時点では、入国制限に期日を設定している国もありますが、状況によって期間が延長となることが予想されます。
これらの国々では、入国に必要な査証(ビザ)発給を停止し、現在発給済みの査証(ビザ)についても一時的に無効化したりと、外国籍者への根本的な入国制限措置を取っている国もあれば、そもそも航空機の離発着を停止し国境を封鎖している国が増えてきています。とにかく感染者を入国させないための措置を講じているという事になります。
その国の自国民、永住者やその家族は入国制限の対象とならない国もあるのですが、海外赴任者はここには該当しない場合があり注意が必要です。
もし赴任者が現地にいて、帯同家族は日本に一時帰国しているような場合では、家族は現地に戻ることができないケースがあります。逆の場合も然り。
国によって対応策が全く異なるので、入国については、在日の大使館や現地の日本国大使館または領事館からの情報を入手し必要であれば問い合わせて確認しましょう。
入国後の行動制限
入国後の行動制限措置を実施している国では、対象者に対して一定期間の自宅待機や医療機関での隔離が求められています。
主な行動制限措置は
- 全ての入国者は、入国後14日間自宅待機、または指定の医療機関・施設に隔離
- 入国時に症状が確認された場合には、14日間の自宅待機、または指定の医療機関・施設に隔離
など
待機期間について時は、最低でも14日間、国によっては28日間としている所もあります。
自宅待機については、国によって推奨としていたり、義務としている場合があります。義務化されているにも関わらず、それを守らなかった場合には、処罰(罰金や強制送還)されるケースがあるので、入国を予定している国の対応をしっかりと確認し守るようにしましょう。
日本へ帰国する際に注意するべき2点
注意
- 滞在国からの出国可否
- 日本に入国後の計画
滞在国からの出国可否
外国籍者の出国についても、各国で対応が異なっており、国によっては具体的に言及されていない場合があります。
滞在国からの出国については、現地の日本国大使館または領事館からの情報をしっかりと確認し、不明点があれば問い合わせましょう。
日本に入国後の計画
3月26日現在、『日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化』として以下の内容が適用されています。
入国した日の過去14日以内に『検疫強化対象地域(※1)』に滞在歴(検疫強化対象国として追加された日以降の滞在歴)がある方、『入管法に基づく入国制限対象地域(※2)』に滞在歴のある方には、入国の前後で以下の対応をお願いします。
□ 健康状態に異常のない方も含め、検疫所長の指定する場所(自宅など)で入国の次の日から起算して14 日間待機し、空港等からの移動も含め公共交通機関を使用しないこと
□ このため、入国前に、ご自身で入国後に待機する滞在先と、空港からその滞在先まで移動する手段(公共交通機関以外)を確保すること
□ 入国の際に、検疫官によって、入国後に待機する滞在先と、空港から移動する手段について検疫所に登録いただくこと加えて、検疫強化対象地域として追加された日にかかわらず、入国した日の過去14日以内に『入管法に基づく入国制限対象地域(※2)』に滞在歴のある方については、これまでと同様、全員にPCR 検査と、保健所等による定期的な健康確認を実施させていただくこととしています。
指定地域の詳細については、同ページに記載されており、随時更新しています。『厚生労働省ホームページ水際対策の抜本的強化に関するQ&A』を確認しましょう。
空港からの滞在先までの移動手段
この水際対策の中で、一番気を付けなければいけないのは、空港からの滞在先までの移動手段。
公共交通機関が利用できないので、自家用車かレンタカーなどになってしまいます。
自家用車を空港の駐車場または近隣の駐車場に止めているのであれば問題ありません。
しかし、公共交通機関を利用するしかなかった人はレンタカーを借りることを計画しましょう。
乗り捨て返却の検索が簡単で、会員登録も不要。レンタカー検索予約サイトをご参考までにご紹介しておきます。
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海外安全情報は『たびレジ』に登録を
新型コロナの各国の対応については、外務省が提供している海外安全情報配信サービス『たびレジ』に登録することで簡単に情報入手することができます。『たびレジ』とは、外務省から最新の海外安全情報を日本語で配信しているサービスです。
出典:外務省
たびレジの登録には2種類あります。
・渡航者予定向けの利用者登録
・渡航予定がなく利用者登録せずに利用する(簡易登録)
これらの違いは、渡航先での緊急時にその国・地域の大使館・領事館から連絡がもらえるかどうかということ。利用者登録して渡航予定を登録しておくことで、有事の際に支援が受けられます。
情報を取得したいだけであれば、利用者登録せずに利用する簡易登録だけで十分です。
▼動画で『たびレジ』の登録方法について確認できますのでご覧ください
出典:外務省
たびレジ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
テレワーク(リモートワーク)への対応
新型コロナの影響により、日本国内でも世界的にもテレワーク(リモートワーク)の必要性が高まっています。
赴任中の方は、赴任先の国の指針であったり、会社の方針に従って、テレワークを導入している場合が多いと思います。
日本に一時帰国している方では、すぐに赴任先の国に戻ることができないケースが考えられます。その場合には、日本からテレワークで現地とコミニュケーションを取っていかなければなりません。
赴任前の方でも、赴任準備を進めていく時には現地スタッフとのコミュニケーションが必要になりますし、テレワークを利用することで前任者との引継ぎも進めていけます。
英語コミュニケーションの質を上げるためのポイント
赴任している方は、通常は対面でのコミュニケーションが多いため、いざテレワークを始めてみるとなかなか伝わらない場面が発生します。一つのミスコミュニケーションが業務の遂行に影響してしまいます。
時間が掛かっても意識して一つ一つ確認しながらコミュニケーションをとっていくべきです。
テレワークの際に気を付けるべきポイントは
ポイント
- 意識してより多くのコミュニケーションをとる
- 現地時間に合わせるようにする(日本からテレワークする場合)
意識してより多くのコミュニケーションをとる
具体的には
- 自分の作業進捗を共有(発信)していく
- 他のメンバーの状況を確認していく(質問をしていく)
メールやチャットで意識的に多くコミュニケーションを取っていくことで、
現地時間になるべく合わせる(日本からテレワークする場合)
メールやチャットだけでは、スムーズに業務を進めていけない場合もあります。
現地にいるスタッフからも連絡を受けやすい状態とする必要があるため、なるべく通話が可能なオンラインになれる時間を現地の就業時間に合わせる事が大切です。
特に日本と時差が大きい所では、1時間でも2時間でもいいので現地と時間を合わせるようにしましょう。
決まった時間に、自分がオンラインになっている事をあらかじめ共有しておけば、相手から相談しやすくなるのでおすすめです。
日本にいる時間を有効活用
日本から慣れないテレワークとなってしまった方は、日本の本社などに出社して出来ることもあるかもしれません。しかし、テレワークとなったことで、自分で使える時間は増えます。
赴任前で赴任時期が延期になってしまった方は、今の時間をもっと赴任前の準備に使うことができます。
新型コロナの影響による各国の動向を注視しながらも、日本にいるからこそ出来ることに目を向けてみても良いかもしれません。
- 日本にいる家族と一緒に過ごす
- 日本だから食べれる・買えるものを楽しむ
ただ、残念ながら新型コロナの感染リスクを考えると出来ることが制限されてしまうことも事実です。
おすすめは英語学習
赴任してから「もっと英語を勉強してくればよかった」と考える方は非常に多くいます。
できればこのタイミングで英会話力に磨きをかけ、赴任先でのパフォーマンスを上げることは、有効な時間の使い方だと思います。
日本で提供されている英会話スクールなどの英語学習プログラムは、外国の英会話スクールに比べて日本語で理解を深めることができます。
新型コロナの心配もいらないオンライン型。特に短期集中型のサービスであれば、今後の予定が決まらない中でも利用しやすいので、ここでおすすめの短期集中型オンライン英会話スクールを紹介します。
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先行きが不透明なこんな時だからこそ、ポジティブに考えて、自分のスキル向上に時間を使うというチャンスにしてほしいと思います!