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植物肉とは?名前が嫌だけど由来を調べてみた!

 

ここ最近、「植物肉」という言葉を目にすることが多くなってきています。植物肉って実際にはどんな物なのでしょうか?

イノさん
植物肉って聞いたことありますか?
最近話題になってますよね。名前が美味しそうではないですが、名前の由来を調べてみました。
バニ助

植物肉とは

大豆やエンドウ豆から抽出された植物性タンパク質を主原料とする食肉・肉加工品に似せた色、形、味や食感を持った加工食品

原材料の内訳は、メーカーや製品によって様々で、特定の肉食品の味わいに似せるために各メーカーで商品開発が進められています。

植物肉は、本物の肉にかなり近く、美味しいと評判の商品が国内・海外メーカーから販売され、世界的に大きくなっている市場の一つです。

日本国内では、2020年になり各メーカーから新商品の発表が相次いでいるため植物肉元年と言われるほどです。

 



植物肉という名前の由来は?

米国では一般的に「Plant-based meat」と呼ばれており、直訳すると「植物を主成分とした肉」となります。そこから日本では「植物由来の肉」→「植物肉」と総称して呼ばれることになったと思われます。

植物肉のことを、「疑似肉」「人口肉」「偽肉」「代替肉」などと称されることもありますが、これらには「培養肉」も含まれているため、植物肉を特定した言い方ではありません

培養肉とは、動物肉を細胞を組織培養して作られた肉のことで、食肉の代わりとして植物肉と共に注目が集まっています。

 

「植物肉」という言葉が美味しそうではないのは、単に慣れていないだけかもしれません。実際に食べてみて体験することで、認識が変わるかもしれませんね。

ここ数年の植物肉の注目度からしても、しばらくは「植物肉」という呼び名は続きそうです。

 

米国および日本メーカーの商品名・ブランド名

植物肉(Plant-based meat)は総称ですが、実際のメーカーはどんな商品名やブランド名で市場に供給しているのでしょうか。

米国と日本の主要な植物肉メーカーについて表にまとめてみました。

米国の植物肉メーカー

メーカー 主な商品名(ブランド名)
Impossible Foods(インポッシブル・フーズ) Impossible Burger, Impossible Pork
Beyond meet(ビヨンド・ミート) Beyond Burger, Beyond Beef, Beyond Sausage
Sweet Earth(スウィート・アース)[ネスレ子会社] Awesome Burger
Hormel Food(ホーメル・フーズ) Happy Little Plants
Tyson Foods(タイソン・フーズ) Raised&Rooted
MorningStar Farms(モーニングスター・ファーム)[ケロッグ子会社] Incogmeato

日本の植物肉メーカ―

メーカー  主な商品名(ブランド名)
日本ハム ナチュミート
伊藤ハム 大豆ミート
丸大食品 大豆ライフ 大豆のお肉を使ったハンバーグ
大塚食品 ゼロミート
ひかり味噌 HÄRKIS™ FINLAND(ハーキス フィンランド)
不二製油グループ本社 フジプロ、ニューフジニック
DAIZ 植物肉

 

米国メーカーは、「Impossible」「Beyond」「Awesome」などの抽象的なネーミングが多い反面、日本メーカ―は、具体的に「大豆」という言葉を商品名に入れているところがあり、実際のパッケージにも「大豆」というのが分かりやすく表示されている印象です。

日本人としては、やはりイメージし易い商品の方が食べてみたくなりますよね。

 

既存の食肉業界からの反発

ここ数年で急成長する植物肉市場に、米国の既存の食肉業界は危機感を感じており、「動物由来ではないのに”Meat”の名前を冠することを禁止する法案」が30以上の州で議会に提出されているらしく、すでにオクラホマ州では議会を通過したようです。

フランスでは米国同様に、食肉業界からの反発から「非動物性成分に基づいた製品が、伝統的な動物製品のようにラベル付けされることを禁止する法律」が2018年に可決されています。

これらの食肉業界の主張は、「消費者に対して、本物ではない肉を本物だと信じさせるような誤解を招く」というものです。

おそらく、米国メーカーなどの抽象的なネーミングが原因ではないかと考えることができます

ちなみに日本の食肉業界では、そのような声は上がっていません。これは、「肉」と言っても具体的なネーミングやパッケージが、消費者に対して「植物由来の商品」というのを分かりやすく伝えているからだと思われます。

 



植物肉が注目を集めている理由は?

ここ最近、植物肉は世界的に注目がされていますが、その理由は何でしょうか。主に以下の4点が考えられています。

  • 新型コロナの影響による米国食肉工場の閉鎖
  • 世界的な人口増加による食肉需要の高まり
  • 二酸化炭素の排出抑制の一つの手段
  • 健康志向の高まりや菜食主義者の増加

新型コロナの影響による米国食肉工場の閉鎖

新型コロナの感染拡大の影響で、米国の食肉処理場や加工工場が閉鎖されたことによって、米国内では4月末時点で肉の供給が減少し、特に豚肉の価格が数週間で50%以上値上げしているようです

そこで需要拡大しているのが『植物肉』。植物肉の売り上げも急上昇しているとのこと

参照:米で植物肉需要が急増 食肉工場の閉鎖で:日本経済新聞

 

一人当たりの肉の消費量を見てみると、米国人は年間約100kg、日本人は年間約33.5kg(2018年の情報)。

2018年の記事ですが、米国人一人当たりの肉の年間消費予測量は約100kgを超えています

米農務省(USDA)によれば、米国人の肉の年間消費量は今年、過去最多となる1人当たり222.2ポンド(約100.788kg)に達すると予想されている。

出典:「やっぱり肉が好き」な米国人、年間消費量が最多を記録の見通し 

 

一方、日本人の肉の年間消費量は、農林水産省の食料需給表で確認すると

一人当たりの供給純食料*:33.5kg

年度:平成30年度(2018年度)

品目:「肉類(鯨肉を除く)」

参照エクセルシート:農林水産省の食料需給表

*供給純食料とは、最終消費された食料の当該品目の食料重量から通常の食習慣において廃棄される部分(魚の場合は骨や頭、果実の場合は皮や芯などのことです。)を差し引いた後の可食部分のこと(出典:農畜産業振興機構

 

米国人の方が3倍多く肉を食べているので、今回のような急激な肉の値上げは個人消費者にとっては大打撃となっしまいますね

元々は、動物肉より少し高価だった植物肉も、コロナの影響で需要が高まり、さらに注目を集めているという状況となってしまった、ということです。

 

世界的な人口増加による食肉需要の高まり

世界的な人口増加や開発途上国の経済成長が進むと、それに伴って食料需要の増加が見込まれます。その中で食肉およびタンパク質についても需要の高まりが考えられています

そこで新たなタンパク源として、植物肉に注目が集まっているわけです

タンパク源としては、植物肉だけではなく培養肉も含んだ肉の代わり「代替肉」の議論が世界的に進んでいるんです。

日本では、この4月に農林水産省が、将来的なタンパク質の供給の多様化について議論する場のとして「フードテック研究会」という会を開催し議論が進んでいます。

多様なタンパク質の供給に向けた「フードテック研究会」の設置及び第1回会合の開催について(農林水産省)

 

二酸化炭素の排出抑制の一つの手段

世界全体の温室効果ガス排出量の16%程度が畜産業によるメタンガスの排出と言われており、特に反芻動物である牛のゲップやおならからは大量のメタンガスが排出されています

植物肉や培養肉の利用拡大によって、家畜の量を減らし、メタンガスの排出量を削減することが可能だと考えられています

 

健康志向の高まりや菜食主義者の増加

ここ数年で米国や欧州の国々では、ビーガン(完全菜食主義者)やベジタリアン(菜食主義者)、肉を食べる回数を減らすフレキシタリアンといった菜食実践者が増加しています

その背景には、健康問題が影響していると言われており、特に米国では糖尿病などの疾患を持つ患者数の増加が激しいため、35歳未満の若い世代で健康への意識が高まっています。

WHOは、2015年にベーコンやソーセージ、ハムなどの「加工肉」は大腸がんのリスクを高めるとして、発がん性リスクが一番高いクラス1に分類すると発表しました。加工肉の発がん性リスクというのは、加工に使われる化学物質や、高温度の調理によって作り出される発がん性物質によるものと報告されています。

また、同様に「赤肉」は発がん性リスクの可能性があるとして2番目のクラス2aに分類されました。

こういった加工肉や赤肉の健康リスクについても注目がされ、健康意識が高い層に植物肉の需要が広がっています

 

まとめ

植物肉という名前の由来は、英語の「Plant-based meat」から来ていると思われます。

実際には、日本の植物肉メーカーでは商品名に「植物肉」と入れていることはほぼ無く、具体的に植物由来の商品と分かる名前やパッケージを使用していることで消費者にアピールしています。

植物肉市場は、これから更に拡大していきそうです。多くの日本人が肉とほとんど変わらない味わいを体験することになれば、植物肉のイメージも変わっていくのだと思います。

 



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