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森崎ウィンの演技力は?どんな評価されている?

日本、ミャンマーで歌手や俳優として活躍しているミャンマー出身の森崎ウィンは、スティーブン・スピルバーグ監督作品の「レディ・プレイヤー1」(2018)でハリウッドデビューを果たしてから、日本で人気を集めています。

2019年公開作品を対象とした第43回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞して、俳優として更なる成長を遂げている森崎ウィンですが、彼の演技力はどんな評価をされているのでしょうか?

これまでどんな役を演じ、そこでどんな演技をみせてくれたのか、振り返ってみましょう。

 



森崎ウィンのプロフィール

1990年生まれ、ミャンマー出身。両親ともにミャンマー人。小学4年生の時、日本に出稼ぎに来ていた両親と新しく生まれる弟と一緒に日本で暮らす事になり、来日した。中学2年生の時に東京・恵比寿でスカウトされ、スターダストプロモーションに所属する。日本語・ミャンマー語・英語の三か国語を話せるトライリンガル

2008年よりダンスボーカルユニット・PRIZMAXのメインボーカルとして活躍。同時期に俳優としてもデビューし様々な映画、ドラマ、舞台、CM、ミュージックビデオに出演。2014年には『シェリー』で映画初主演。

2016年に、広範囲にわたるオーディションプロセスを受けて、スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』(2018年公開)のメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢。ハリウッドデビューを果たした。

 

これまで演じてきた役は?

森崎ウィンが出演した近年の代表的な映画から見てみましょう。

日本人ガンター ダイトウ/トシロウ /『レディ・プレイヤー1(Ready Player One)』[2018]

 

森崎ウィンのハリウッドデビュー作、スティーブン・スピルバーグ監督作品。アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』が原作で、主演はタイ・シェリダンとオリヴィア・クックが抜擢されている。

 

映画のあらすじ

舞台は2045年。人々は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」に入り浸たり、スラム街と化した世界から現実逃避をして日々を過ごすようになっていた。ある日、オアシスに隠された謎を解き明かした者に、オアシス創設者の全財産56兆円とオアシスの所有権を与える、という創設者ジェームズ・ハリデーの遺言が公開され遺産争奪戦が始まる。ハリデーがオアシス内に隠したとされるアイテム“イースターエッグ”を探すプレイヤー“ガンター(エッグハンター)達が3つの鍵を手にするためゲームに挑む。オタクの高校生ウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)もガンターとして日夜オアシスで争奪戦に参加。アルテミス(オリヴィア・クック)やダイトウ(森崎ウィン)、ショウ( フィリップ・チャオ)と言ったオアシス上での仲間とともに、さらなる勝利を目指していく…。

 

ダイトウ/トシロウの役柄

役名:トシロウ・ヨシアキ(Toshiro Yoshiaki)

アバター名:ダイトウ(Daito)

日本人ガンター(エッグハンター)。最初は冷たくて無口なタイプだったトシロウは、オアシスでパーシヴァル(ウェイド・ワッツのアバター)と親しくなり、仲間となる。ショウとは兄弟のような関係にあり、みんなでハリデーの謎に挑んでいく。オアシス内でのアバター「ダイトウ」は、メカニカルな鎧武者の姿で、スピルバーグが生前の三船敏郎と友人だったことから、三船敏郎をイメージした物となっている。彼の家族の了承を得て登場が実現した。

サムライを意識させる役柄となっていて、森崎ウィンの特技である殺陣(たて)の動きが発揮される登場シーンがこちら

 

みんなはこの作品の森崎ウィンをどう思ってる?

「堂々としている」「自然」な演技という感想がありますが、とにかく格好いいので、まだ見ていないという方はチェックしてみてください。

 



天才ピアニスト マサル・カルロス・レヴィ・アナトール /『蜜蜂と遠雷』[2019]

 

史上初の直木賞と本屋大賞のダブル受賞を果たした恩田陸の同名小説を映画化した音楽ドラマ。石川慶監督作品。森崎ウィンはこの作品で第43回日本アカデミー賞新人優秀賞を受賞

 

はてな

森崎ウィンはこれまでいくつもの映画に出演していますが、今回初めて日本アカデミー賞の新人優秀賞を受賞しました。新人優秀賞の選考基準って何でしょうか?日本アカデミー賞公式ページに記載がありました。

「新人俳優賞は劇場映画に出演し、主演・助演クラスの役を演じ、印象を与えた(原則として、映画初出演ではなくともこれまで日本アカデミー賞において受賞歴がない)俳優を対象とします。」(出典:日本アカデミー賞公式ページ)

 

映画のあらすじ

3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜(松岡茉優)は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。そこで彼女が出会ったのは、生活者の音楽”を掲げ、最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者・高島明石(松坂桃李)。人気実力を兼ね備えた優勝大本命、かつて亜夜と共にピアノを学んだマサル(森崎ウィン)。今は亡き“ピアノの神”からの推薦状を持って現れた謎の少年・風間塵(鈴鹿央士)。亜夜は彼らと刺激し合う中で、かつての自分の音楽と向き合うことになる。亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか?そして、最後に勝つのは誰か?

 

マサル・カルロス・レヴィ・アナトールの役柄

ニューヨークを拠点に活躍するマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。日系三世のペルー人の母とフランス人の貴族の血筋の父を持つ19歳。ジュリアード音楽院で世界最高峰の音楽教育を受けていて、まだ学生でありながらコンクール会場のロビーでも多くのファンにサインをせがまれ、“王子”と称されるほどの人気ぶり。師であるナサニエル(アンジェイ・ヒラ)の主張の全てを受け入れるわけでなく、自らのピアノを追求していく。このコンクールでは、幼なじみで自身がピアノを始めた切っ掛けである亜夜と再会し、お互いが成長しあう中で1次2次から3次予選、本選、そして優勝へと挑戦していく。

 

みんなはこの作品の森崎ウィンをどう思ってる?

 

「天才」「ピアニスト」「英語ペラペラ」を自然に演じ、見ている側に「内容がスッと入ってくる」感覚は、私たちを作中にどんどん引き込んでいきます。他の役者さんの演技も素晴らしく、単純に面白い・音楽は素晴らしいと思える映画ですが、森崎ウィンの活躍には目を見張るものがあります。

 

主人公の親友 キミツ  /『母さんがどんなに僕を嫌いでも』[2018]

漫画家、小説家、エッセイスト、ブロガーというさまざまな顔を持つ歌川たいじが自らの体験を綴ったコミックエッセイを、「泣き虫ピエロの結婚式」の御法川修監督が映画化。主演は太賀。森崎ウィンは主人公タイジ(太賀)の親友キミツ役で、本作でとても重要な役割を担っています。

 

映画のあらすじ

タイジ(太賀)は小さい頃から大好きな母、光子(吉田羊)に愛されないまま、壮絶な家庭環境の中で育てられた。耐えかねて17歳で家を飛び出し、一人で生きてきたタイジだったが、友人の言葉に動かされ、母と向き合う覚悟をする。大人になっ ても自分を拒絶していた母に歩み寄り、タイジは母からの愛を取り戻すために立ち向かっていく。

 

キミツの役柄

キミツは、華やかな生活を送るお金持ちで、社会人劇団に参加しています。タイジとの出会いは、タイジが劇団見学に訪れた時のことが切っ掛け。キミツは、タイジと出会った時から容赦ない毒舌を放ってタイジを動揺させる毒舌家。しかし、その飾り気のない言葉にはキミツの優しさがあり、タイジはそんなキミツへ次第に心を開いていくことになる。口は悪いが憎めない、しかし本当は誰よりも友人思いのキミツ。タイジが、母親と向き合っていくことを全力でサポートしていく。

 

みんなはこの作品の森崎ウィンをどう思ってる?

 

主人公タイジの心の支えになっているキミツという役は、これまでの森崎ウィンとはまた違った演技を見せてくれて、非常に高く評価されています。森崎ウィンの演技の幅を感じる一作となっているのではないでしょうか。

 

 



マジシャン猫 ミストフェリーズ(声の出演) /『キャッツ』日本語吹替版[2019]

日本では2020年1月に字幕版、吹替版が公開。ミュージカルの金字塔「CATS」の実写版ミュージカル映画。監督は「レ・ミゼラブル」以降、2回目のミュージカル映画となるトム・フーパー監督。日本語吹替版では、葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、山寺宏一、大竹しのぶ、ロバート秋山、森崎ウィンなどの豪華キャストとなっている。

 

映画のあらすじ

満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。 そこで出会ったのは個性豊かな 〝ジェリクルキャッツ〞 たち。人間に飼われてペットになることを拒み、逆境の中でも力強くしたたかに生きる個性あふれる猫たち。ぐうたらな猫、 ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫…様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。 そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。 一生に一度、 一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く。

 

ミストフェリーズの役柄

ローリー・デヴィッドソン演じるミストフェリーズは、気弱なマジシャン猫。舞台版キャッツとは違い、ミストフェリーズは魔術師ではなく、ただの手品師。しかも気が弱いから手品にも失敗する。さらに、ピンチを救う立場になっても頼りない猫。しかし、みんなに励まされ大技に挑戦していく。

 

みんなはこの作品の森崎ウィンをどう思ってる?

 

気弱なミストフェリーズを見事に演じた森崎ウィンについて、評価が高い感想が多くあります。字幕版もいいけれど、吹替版の見どころでもありますね。2020年7月8日には、映画「キャッツ」のブルーレイ+DVDが発売、レンタルも開始します。機会があればぜひ見てみましょう。

 

森崎ウィンの出演作品・活動

このページで紹介した以外にも近年では、2019年公開の『トゥレップ 「海獣の子供」を探して』、『海獣の子供』(声の出演)。2018年公開の『クジラの島の忘れもの』などの映画にも出演しています。

2018年には、日本・ミャンマー共同制作映画『My Country My Home』に出演し、そのスピンオフであるドラマ版『My Dream My Life』では主演。また主題歌を綾香とのデュエットソング「MOSHIMO」を歌っているおり、ミャンマーのテレビ局MNTVではバラエティー番組『Win`s Shooow Time!』という冠番組を持つなど、ミャンマーの若者に超人気のタレントに!同年、ミャンマー観光親善大使に任命されました。

2019年には名古屋テレビ放送(メーテレ)の深夜ドラマ『本気のしるし』の主演・辻 一路 役として出演しました。本作品は人気となったため劇場作品として再編集され、2020年10月に劇場公開することになりました。

今後の出演作品

  • 映画『妖怪人間ベラ』  主演、新田康介 役 ー  2020年9月11日公開予定
  • 映画『本気のしるし 劇場版』 主演、辻 一路 役 ー 2020年10月9日公開予定
  • ドラマ『彼女が成仏できない理由』 主演、エーミン 役 - 2020年9月12日 NHK総合「よるドラ」枠で第一回放送予定

主演を務めることが増えて、ますます活躍の場を広げていきます。

 

まとめ

ここでは、森崎ウィンが出演する近年注目を集めた4作品から彼の演技力について見てきました。どの作品も森崎ウィンの自然な演技が作品の中でとても印象に残り、演技の幅が広いことに驚かされます。これから更に色々な作品に出ていく森崎ウィンですが、興味があればぜひ注目してみてください。



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