『デスノート』の夜神月、『カイジ』のカイジ役で知られている藤原竜也。
演技力が高いと広く定評がある藤原竜也ですが、一部では演技が「いつも同じ」「下手」と言われることがあります。
過去に演じた役柄とその評価について調べてみると、評価を受けてきた役は同じような役柄という特徴がありました。
そのため一部の視聴者は、藤原竜也の演技に飽きてしまいマイナスな評価をするようです。
それでは、最近出演した作品ではどうなんでしょうか?
過去を振り返りつつ、最近の作品についても調べてみました。
プロフィール
1982年5月15日 、埼玉県秩父市出身。ホリプロ所属。
1997年、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』の主役オーディションでグランプリを獲得したことで俳優デビューする。
2000年に、映画『バトル・ロワイアル』の主演に抜擢され一気に注目を集め、日本アカデミー賞「優秀主演男優賞」「新人俳優賞」の二つを受賞した。
翌2001年には連続ドラマ『新・星の金貨』で星野真里とのW主演として初主演を務め、お茶の間での人気を博している。
2003年、日本演劇史上最年少の21歳で舞台『ハムレット』のタイトル・ロールを演じ、「紀伊國屋演劇賞/個人賞」など主要な演劇賞を次々と受賞。
それ以降は、実力派俳優として数々の舞台、映画、テレビドラマの話題作で広く活躍している。
2013年5月、一般女性と結婚し、2016年6月には第1子を授かった。
藤原竜也は演技派?過去に評価された役柄は?
蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』で異例の主役デビューとなった藤原竜也。
『身毒丸』ロンドン公演では、地元紙の劇評で「まだ15歳ではあるが、この主役でプロの演劇デビューを果たし、目をみはる感動的な大胆さと自信を持って、愛と苦悩の情を全身で表現している」と絶賛されました。
実は、その時から演技力を評価され「演技派」「実力派」俳優と言われ始めています。
映画『デスノート』では、頭脳明晰で優しさを感じさせながら裏には狂気を持つ主人公・夜神月。
また、映画『カイジ』シリーズでは、精神的に追い詰められても諦めない主人公カイジを見事に演じて話題を呼びました。
そして、『るろうに剣心』では主人公の剣心を最も苦しめた敵の一人である志々雄を演じています。
これらの人気キャラクターを演じる藤原竜也は、追い詰められた人の心理を表現させたら右に出るものはいないと言われるほど。
演技が「いつも同じ」「下手くそ」と言われるのは役柄のせい?
『デスノート』『カイジ』『るろうに剣心』での役は、精神的に追い詰められる場面があるという点で役柄に共通しているところがあります。
そのため「いつも同じ」と思われてしまうようです。
藤原竜也の演技っていつも同じな気が。不細工に取り乱すとことか
— しんーじ (@sst4_shinji) October 15, 2010
飽きません?藤原竜也の演技に。言われてみれば、いつも同じ演技だね。というか、そういう役しか来ないのか?
— 神威月 (@shenwei_yue) February 6, 2015
または、どんな役でも「藤原竜也」にしか見えないという意見。
俺は気づいてしまった
藤原竜也の演技は上手い下手とか、似てる似てないとかそうじゃないんだ
いいとか悪いとかじゃない
何をやっても「藤原竜也」なんだよ— れーぢ (@reidi_mossari) January 17, 2021
なんか藤原竜也の実写化はいいって言われるけど、そうかな…?顔と演技が藤原竜也すぎて"藤原竜也の映画"って感じにしか思えないのだが…( ³ω³ )決して演技が下手とか言ってるわけではない。
— 船木 友衣 (@yuhiiiii_0545) June 21, 2017
演技が「下手くそ」と言っている意見では、志々雄役が怖くないという意見。
この方にとっては、志々雄はもっと怖くなきゃいけなかったのかな。
飛行でるろうに剣心京都大火編見た。なんかつまらなかった。あと、なんで藤原竜也がいつも悪役やってるの?演技下手くそで、全然怖くない。
— Special J (@jamessalvona) April 1, 2015
ごく一部の声ですが、人間のクズと言われるカイジ役や、極悪人の志々雄役は良くて、それ以外の役は「下手くそ」だという意見もありました。
逆に、カイジ役と志々雄役はハマり役と言うことかもしれません。
悪役は誰が演ってもそれなりに見える、クズ役はより簡単だ、藤原竜也を演技派と評価する人がいるらしいがあののっぺり顔で過剰な演技をされると下手くそひっこめと云いたくなる、クズの役しかこないのは当然だ。
藤原竜也「クズの役ばかり」 http://t.co/6KvWzxm5K4
— 日はまた昇る【丸くなった親父】 (@patwj68sc) May 22, 2014
藤原竜也が賞を受賞した役柄の共通点は「復讐する役」
では、プロの批評家からの評価とはどうなのか。その評価が現れているのが、賞の受賞になります。
藤原竜也が受賞した作品を一つ一つ見ていくと、『バトルロワイアル』1作目以外は、すべて「復讐する役」を演じているという共通点がありました。
これまでの活躍で藤原竜也が受賞してきた賞はこちら。
- 第36回 ゴールデン・アロー賞 新人賞(1999年)
- 第37回 ゴールデン・アロー賞 演劇賞(2000年)
- 第43回 ブルーリボン賞 新人賞(2000年、『バトルロワイアル』)
- 第10回 東京スポーツ映画大賞新人賞(2000年、『バトルロワイアル』)
- 第24回日本アカデミー賞 主演男優賞・新人俳優賞 (2000年、『バトルロワイアル』)
- 2003年 エランドール賞 新人賞(2003年)
- 第38回 紀伊國屋演劇賞 個人賞(2004年、『ハムレット』)
- 第3回 朝日舞台芸術賞 寺山修司賞(2004年、『ハムレット』)
- 第11回 読売演劇大賞 優秀男優賞・杉村春子賞(2004年、『ハムレット』)
- 第27回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(2004年、『バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】』)
- 第18回 日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞(2009年、『カメレオン』)
- 第37回 放送文化基金賞 演技賞(2011年、『遺恨あり 明治十三年 最後の仇討』)
- 第41回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(2018年、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
映画『バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】』では、BR法を制定した大人たちに報復するテロ組織「WILDSEVEN」(ワイルドセブン)のリーダーとして、何事にもめげない精神力を持つ主人公「七原秋也」を演じ、2度目の日本アカデミー賞を受賞。
蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』は、父親である王を殺した王の弟に復讐をする主人公「王子ハムレット」を演じ、演劇賞を総なめ。
映画『カメレオン』では、カメレオンのようにいくつもの顔を持ち詐欺を一緒していた仲間が謎の巨大組織に次々に殺され、その組織への復讐を誓う主人公「野田伍郎」を演じました。
ドラマ『遺恨あり 明治十三年 最後の仇討』では、実際に起きた日本最後の仇討事件とされる「臼井六郎仇討事件」の首謀者「臼井六郎」を演じ、両親を暗殺されてから13年の時を経て敵討ちを実行する役柄だった。
最近となる2018年の受賞作品、映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』では、ネタバレになりますが、時効を迎えた連続殺人事件の犯人だと名乗り出る偽犯人として、メディアに出て世間の注目を集めて真犯人をあぶり出す被害者女性の婚約者「小野寺拓巳」を演じています。
藤原竜也は、復讐する役柄はハマり役なのかもしれません。
こんな意見もありました。
藤原竜也と復讐を離してあげてほしいけど、上手いから仕方ないのかな
— 何で食べたの💗僕のあいちゃん (@ykymai4545) April 14, 2017
藤原竜也が最近演じた役柄とその評判は?
ここ最近のテレビドラマでは、『青のSP—学校内警察・嶋田隆平—』で主演を務めています。
一番最近の主演映画としては、2019年の『Diner ダイナー』があります。
それぞれの役柄と評判を見てみましょう。
スクールポリス 嶋田隆平役 /『青のSP—学校内警察・嶋田隆平—』
2021年1月12日からフジテレビ系の「火曜21時枠」で放送されているテレビドラマ。
原作は、作家・佐々木充郭による『スクールポリス』(ポプラ文庫)。
主演は藤原竜也で、ヒロインとして真木よう子が出演しています。
あらすじは、刑事・嶋田隆平(藤原竜也)が公立中学校にスクールポリスとして配属され、生徒同士、生徒と教師、教師のトラブルなど、現代の社会問題を次々とあぶりだしていきます。
校内であっても罪を犯した生徒には、手加減なく手錠をかける嶋田に対し、スクールポリス制度を疑問に思う国語教師・浅村涼子(真木よう子)は生徒の側に立ち、嶋田と衝突を繰り返していくストーリーです。
嶋田刑事を演じる藤原竜也の評価は?
#青のSP①
聞いたことあるような無いような題名だけどスクールポリスっていう設定は斬新で面白かった!
久しぶりに地上波で藤原竜也観たけど相変わらず謎に包まれた雰囲気とメンタルの強そうな演技が上手。
前クールで山田裕貴がトラウマなのでどうしても彼の傷が疼かないか心配になってしまう(笑)— ノアのドラマ垢🧸 (@___noa_drm) January 12, 2021
青のSPたのしい😇😇🙏🙏
藤原竜也の迫真の演技みるたびいつもこの人すげぇな、好きだなって思える。😷😂— あ す か (´‘▽‘`) (@04Aschan) January 19, 2021
青のspって言うドラマ面白い!
藤原竜也の演技はやっぱ、他の中でダントツ!何か真剣にみてしまう。
台詞と感情魅了されてしまう。
ぜひみて!— ウィング (@pu0jm7tp24) January 20, 2021
青のSP、好き。藤原竜也は有り得ない世界を何故か違和感なく感じさせてしまう説得力がある。演技が上手いとかどうとか関係ない感じ。真木よう子の滑舌と変な間は一生直らないのか?そしてあの役は先生として最悪。
— おっくん (@masacokun) January 21, 2021
ツイッター上では、スクールポリス嶋田を演じる藤原竜也について、演技力の高さを評価する意見が多かったです。
スクールポリスという斬新な設定で、一風変わった学園ドラマですが、それを感じさせない、ストーリーに引き込んでいく演技が評価されているのだと思います。
天才シェフ ボンベロ役 /『Diner ダイナー』
『Diner ダイナー』は、2019年7月5日に公開された青春アドベンチャー映画。監督は蜷川実花。
原作は、第28回日本冒険小説協会大賞を受賞した平山夢明による日本の小説。
そして、主演が藤原竜也。玉城ティナ、窪田正孝が共演。
藤原竜也が演じるのは主人公の「ボンベロ」。
ボンベロは、殺し屋たちが通い詰める会員制ダイナー(=食堂)「キャンティーン」の元殺し屋の天才シェフ。
次々と店を訪れる殺し屋たちに、命と引き換えに次々と死んで入れ替わるウエイトレスとしてオオバカナコ(玉城ティナ)がやって来ます。
店主、ウェイトレス、殺し屋たちによる新たな殺し合い、殺し屋たちの人間模様に触れていきます。
ボンベロを演じる藤原竜也の評価は?
私の休日📖
映画「ダイナー」を観てきました😃
客は全員が殺し屋、というレストラン
設定がもうすでにぶっとんでます
!Σ( ̄□ ̄;)
主演の藤原竜也さんの迫真の演技❗
まだ観てない人はぜひ‼️#映画 #ダイナー#佐賀#どんぶり #丼 #弁当 #海鮮 #持ち帰り #ランチ #ディナー pic.twitter.com/5ArZi7jcH8— 海鮮丼丸 どんぶりこ。勇心佐賀店 (@donnburiko_saga) July 23, 2019
ダイナーは全然非グロで非恐怖。むしろ演者の演技や脆さ、映像の美しさや儚さの方が際立っているし、あんな風に売れてる俳優無駄遣いにできるのはこの監督しか居ない。笑
圧倒的極彩色にも負けない藤原竜也。。
最近は若手イケメン俳優が表に出がちだけど、やっぱり大人の色香が漂うね。。— 自由人(調整中) (@tobefreek) July 24, 2019
ダイナーみ終えて思ったけどやっぱり藤原竜也の演技すきだわ。藤原竜也推し俳優とかそういうわけじゃなくこの人の演じ方がすき。
— 彩華 (@kanon_aaa_kanon) September 11, 2020
おや!ご存知でしたか!
藤原竜也の演技が大好きでやんす!
ダイナーもおすすめです!世界観と色の使い方がすごく良きな映画です🎬— 雷電 (@FOXRAIDEN11) June 4, 2020
蜷川実花さんが表現するアーティスティックで魅力的な作品ですが、その中でも藤原竜也の演技が光っているという声が多かったですね。
「デスノート」「カイジ」とはまた違う藤原竜也の演技が見れるという点でもおすすめの作品です。
まとめ
結論としては、藤原竜也はやっぱり演技力はすごいです。
演技が「いつも同じ」と言われる理由は、同じような役柄ということが挙げられますが、決して下手ではないという意見もありました。
「下手くそ」だという意見もありますが、調べてみてもそういった声は極めて一部の意見でした。
近年の作品では、色々な役にもキャスティングされているので、藤原竜也のこれまでと違った演技が見れそうです。
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